杉田エース

商品案内

FILE No.408  ステンレス製波打ちエンボスパネル

FILE No.408

大阪市内に新築された外資系ホテルのエレベーターホール天井にドイツ製のエンボスパネル約200枚を納品させていただきました。

 大阪万博に向けホテルの建設ラッシュが続く大阪は活気づいております。今回は施主様のご要望である波型のエンボスタイルを探すことから始めましたので苦労しましたが、完成した時にその美しさに驚いたと共に大きな感動を得ることが出来ました。

 

姫路営業所 後藤 文哉

 

 杉田エースに中途採用で入社し29年になります。神戸営業所が長かったのですが、現在は姫路営業所で頑張っております。日頃お世話になっている現場金物店様からホテルのエレベーターホテル天井にステンレス製波打ちエンボスパネルを設置したいとのお話をいただきました。しかも海外製のものを希望されていたのです。その理由としては、エレベーターホールに敷かれる絨毯の模様がステンレス製の天井に映るという演出をしたいとのご要望からです。

 お客様は施主様より、国内のメーカー商品ではイメージが合わないため、海外製で何かいいものがないか相談されたそうです。今まで取り扱ったことのない商材なのでとても苦労しました。問題解決のために私が行ったことは、

➀取引先に該当する商品がなかったためインターネットを利用し、商品を探しました。

➁ご要望の商品と取り扱う何社かと連絡をとり、サンプルをいただいてお客様に提出しました。

➂国内代理店と同行し、加工方法等細かな打合せをすすめました。

 

 そしてやっと施主様のご要望に近いステンレス製波打ちエンボスパネルを見つけることが出来ました。今回納品させていただいた商品はドイツ製で鏡面が水面のように波打っており、映す対象物や照明によってさまざまなビジュアルを演出することが出来る特徴があります。選定商品を決定する際にはゼネコン、お客様の他、施主様も東京からお越しになって現場に立ち会っていただき、絨毯のサンプルを床に置いてどのようにパネルに映るのかなどを検証されておりました。そしてやっとご発注いただくことが出来たのです。しかし、ヨーロッパからの輸入品の為、納入に時間がかかり、納期の問題が残りました。代理店様に尽力いただき、施工工程を遅らせることなく納期をなんとか守ることが出来ました。

今回の成約に至ったポイントは三つあります。

➀輸入品でしたが、コストを予算に合わせることに成功した。

➁お施主様のイメージに合う商品を探して提案することができた。

➂得意先の技術力が高く、板材を現場に合わせて加工してもらうことができた。

 完成後にホテルを見学させていただきましたが、絨毯の模様や色が波打ちのステンレスパネルに映り、とても美しかったです。苦労した仕事だけに大きな感動をさせていただきました。入社29年になりますが、最も印象に残る仕事です。

 私は、弊社の商社機能を生かすため、なんでも仕入れて販売していくスタンスで営業活動を行っています。特にお客様が仕入れに困られているものは何とか当社で商売ができるよう心がけています。「お客様のお役に立つ」ということがモットーです。今回の案件もこのモットーを形に出来た仕事です。姫路営業所は所長と私ともう一人の営業マンが50歳というベテランぞろいですが、おじさんパワーで頑張っております。8名のメンバー全員でこれからも頑張ってまいります。

 

 【最後に】

 4月13日より大阪・関西万博が始まります。工事も携わりましたが、開幕が楽しみです。私個人でも会場内に建築される8つのパビリオンに商品を納入させていただきまし。関西圏の営業所そして姫路営業所も万博関連の仕事で業績も良いです。私にとっても建築に貢献できただけに必ず万博に行きたいと思います。まだまだ日本全国での盛り上がりに欠けますが、国家上げてのプロジェクトなので成功して欲しいと祈っております。皆様も是非大阪万博にお越しください。そして、魅力あふれる姫路にもぜひお立ち寄りください。