FILE NO.352 エス・ウッド
《納入事例レポート》
‐FILE NO.352-
神奈川県の某小学校の新築工事で約1,000㎡に及ぶエス・ウッド工事を受注いたしました。
物件情報の入手、追跡、落札企業へのアプローチなど営業所の総力で多額のエス・ウッド工事を受注することができました。そして、木目調を活かした温かみのある小学校が誕生しました。
神奈川第二営業所 手塚 史高
今回の納入事例は神奈川県の某小学校の新築工事の中で2階のテラスから1階の虹色テラスにかけての約1,000㎡に一直線でエス・ウッドを敷き詰める工事です。地場のゼネコンが元請となり、当初受注が有力であった得意先と追跡調査を行なっており、現地調査、サンプル提出、金額交渉まで進めていたのですが、そのあと地元協定により請負額の50%を地場の業者へ請け負わせることになり、別の業者へ再度アプローチをし直し、やっと受注に結びついたのです。
受注後は工事のスケジュールが大変タイトになりました。最も問題だったのが搬入です。建物の内側(中庭やテラス)への搬入のため揚重機械が必要でした。しかし、荷置き場、揚重機の確保ができず、自分達で業者を見つけなければならない状況となり、搬入の際、弊所の社員も手伝うことにしました。まさに総力戦でした。また、一階虹色テラス真ん中のくぼみにあるベンチはエス・ウッドを限りなく円形でつなぎたいとの設計側の希望もあり、弊社の営業サポート部や協力業者と何度も協議を進め多角になるものの、下地組をなるべく小刻みにする事で、全体を円形に見せたり、エス・ウッドの並びを全て直線に見せていたので、くぼみベンチの立ち上がり部の幕板は視覚的に違う色を使うなど様々な工夫がなされました。そしてやっと施工が完了したのです。
成約できたポイントは下記の3点です。
① 入札の段階から追跡を始めていたこと
② 現場訪問時、予算情報を聞き出せたこと
③ 協力業者、営業サポート、そして営業社員全員が情報共有をし営業活動に取り組んだこと
完成後に現地を訪ねましたが、小学校の内装やテラスは木の中に森がある心温まる学びの場になりました。きっと子どもたちも喜んでくれると思います。
神奈川に赴任してから23年、現在は所長となり社員をまとめて業績向上を目標に日々頑張っています。仕事におけるモットーは、お客様と商談をする際にお客様の話をよく聞くように努めております。冗談を言っている時もお客様の眼をよく見てお客様の言葉をよく聞くようにしております。あとは地場で成長させてもらっておりますので、今回の納入事例ではないのですが、地場なりの現場受注の仕方を大事にして仕事をしております。
【最後に】
今のメンバーは7名のうち5名は、基礎構造金物を得意としてきました。私を含め仕事内容に苦慮することもありますが、新しくスタートして3年目、メンバー1人1人の個性や長所を伸ばし、皆でフォローし合い、仕事に励みます。コロナとの戦いが長く続いているので、飲み会などなかなか話し合える機会が少ないのですが、最近の話題はドラマネタが多いです。あのドラマ面白いよーとか、出演俳優の話題などたわいもない話で盛り上がることもありますが、早くコロナが終息し、昔のように親交を深められるようになることを待っています。我が営業所も今期、まずまずのスタートが切れましたので頑張ります!