FILE NO.346 トラックバースゴム
《納入事例レポート》
-FILE NO.346-
関西圏の某物流センターの新築工事で、トラックバースゴム約1,300mを納品いたしました。納品の1年前に打ち合わせがスタート、1,300m分のゴムを押し焼成型するのに半年、延べ1年をかけた大型プロジェクトが無事に終了しました。これだけ大きな仕事は初めてでしたが、お客様と協力業者、弊社流通センターの協力により乗り切ることが出来ました。
大阪第二営業所 高田 亮平
コロナ禍の日本では、通販業界が成長しており、世の中全体の物流量が大幅に増加しております。その流れの中、各地に大型の物流倉庫が誕生しています。昨年、関西圏で大きな物流倉庫を建設するプロジェクトがあり、お取引先である金属工事・製作金物工事のお客様より声をかけていただきました。具体的内容は、トラックバースに約1,300mのゴムを設置することでした。バースとは、 船舶が入港した後に係留して貨物の荷卸しをする場所(岸)を「バース(Berth)」といいますが、物流業界においてもこの言葉を引用し、荷物の積卸しのためにトラックが停車する場所をトラックバースといいます。
納品した商品はトラックターミナル、倉庫、工場など車の出入りの激しい場所で車の接触による建物などの破損と車を保護するゴム製緩衝材です。 クッション性が良く衝撃を吸収、緩和します。ボルト出しが必要な商品なので寸法の狂いが命取りとなる為、納入前の図面のチェックが必要でした。納品はプラスチック製のパレットしか認められておらず、協力業者からの出荷は木のパレットでの出荷なので納品ができないと相談を受けました。
問題解決の為に、下記2点の対策を実施しました。
➀お客様に数量表と図面をいただき、協力業者・お客様・弊社で各フロアを3重にチェックをし、ミスの可能性を限りなく低くするよう取り組みました。
➁パレットに関しては、弊社物流センターの協力で、プラスチックのパレットを協力業者にお貸しし、そこに宵積みしていただきました。
一本が長くても1mくらいのゴムですので、1,300本以上の数になり、チェックがとても大変でした。
採寸、ゴム製造、納品チェックなど神経を使う仕事でしたが、大きなやりがいがあり勉強させていただきました。成約できたポイントは2点あります。
➀数量表と図面を早急にいただき、協力業者とお客様も納品に向けご尽力くださいました。
➁社内の素早い対応もあり、お客様が悩まれていることをすぐに解決することができました。
私のモットーは、協力業者やお客様に対して感情的になり過ぎないように気を付けています。弊社は商社なので、お客様と協力業者があってこそ成り立ちます。色々な事に冷静に対応し、弊社の味方になっていただけるよう努力してまいりました。これからもこの姿勢を忘れずに頑張ります。
【最後に】
入社7年目ですが、気づいたら中堅のポジションになっていました。若いメンバーが多いので、仕事以外は釣りやゴルフの話題が多いです。コロナが落ち着いたら、皆で飲みに行こうと話しています。後輩の見本になれるよう、努力してまいります。