FILE NO.325 [SUS製特注タラップ]
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地球温暖化で自然災害が多発する日本ですが、今回の案件も山梨県上野原市の山中で土砂崩れがあり、復旧工事の中でSUS製特注タラップが必要となり、弊社で受注させていただきました。
新型コロナウイルスの感染で日本中が苦しんでいる中、九州地区では豪雨により大きな被害が出ました。温暖化が原因なのか?集中豪雨による被害は各地で発生しています。
八王子営業所の担当地域である山梨県上野原市でも、昨年秋に集中豪雨による土砂崩れが発生し、現在でも復旧工事が行われています。その一環としてSUSの特注タラップをご発注いただきました。
八王子営業所 阿部 洋士
杉田エースに入社して13年です。その大半である9年は八王子を中心とした多摩エリアで営業をしてきました。
昨年の秋に日本列島を襲った大型台風は、日本各地に大きな被害を与え、私の担当地域である多摩エリアでも、かなり打撃を受けました。
八王子近辺は高尾山、御岳山、陣馬山などの登山客に人気の山が数多くあり、多くの人が訪れますが、土砂崩れや倒木があり、現在でも歩けない場所が残っています。
少しずつ復旧工事が行われていますが、まだ終わっていないのが現状です。
今回の案件は、山梨県上野原市秋山富岡地内水災害復旧工事が舞台です。
八王子営業所でも大変にお世話になっている、土木資材やエクステリア関連の工事をしているお客様から、お声がけいただいたのがきっかけです。SUS製のタラップを設置するので、大至急見積もりを出してほしいとのことでした。
設置場所が山中で、既製品のものは設置できず、地形に合ったものを製作する必要がありました。
既製品メーカーに特注依頼するより、一からステンレス加工が出来る会社に頼んだ方が得策と考え、以前から知っていた府中市にある協力業者様(特にR曲げ加工が得意)に見積りを依頼しました。
作図から製作まで一貫して頼めるので最適だと思ったからです。
この復旧工事は公共事業で、入札が必要です。
見積り依頼を頂いた日から入札期限まで時間が無く、製作可能な形状かの確認と見積り作成までに時間が無いことを、お客様は心配されていました。
険しい山中の現場ですので容易に現調できませんでしたが、お客様の方で調べていただいた各寸法をもとに、協力業者様ご協力のもと、お客様の不安を払拭するべく、直ちに作図して製作の可否を判断し、見積り対応いたしました。そしてお客様の落札につなげることができました。
協力業者様で製作した完成品をお客様の所へ納品し、現場への搬入はお客様の方でやっていただきましたが、現場は山中ですので、車が入れるところは限られます。
ユニック車で行ける所まで行き、あとはクレーンで降ろし、なんとか納品したとのことでした。
成約できたポイントは以下の3点です。
1、先方の要望どおりの物を製作出来た事
2、早く対応した事で、お客様に委託業者の選択肢を与えなかった事
3、作図対応できた事
地味な商材ですが、復旧工事という重要な役割の中で無事に納品することができ、営業としてとてもうれしいことであり、誇りです。
私は日頃から、顔が見えない相手との電話のやり取りは、声のトーンや言葉遣いに気をつけています。
ウイズコロナ時代の営業は対面が出来ないケースが増えますので、引き続き電話で好印象を与えられるよう努力していきます。
【最後に】
営業所の換気をする為に窓やドアを開けているのですが、網戸がないので虫が結構入ってきてしまい困っています。特に多摩地区は自然豊かな場所なので、夏は虫がたくさん発生します(笑)。
個人的な売上げに関しては、4月からの新年度はまずまずのスタートがきれましたので、今後も継続できるよう頑張っていきたいと思います。
入社して13年、中核にならなければいけない年齢だと思います。個人の成績だけでなく八王子営業所がもっともっと成長できるよう精進します。