ホワイトボードの文字はなぜ消える？
会議などでよく使用するホワイトボード。
ホワイトボードに書いた文字はなぜ消すことができるのでしょうか。
消せる理由はホワイトボードマーカーに秘密があります。
ホワイトボードマーカーには「アルコール」「顔料」「樹脂」「はく離剤」が含まれています。
ホワイトボードに文字を書いた直後のインクはすべて混ざり合った状態で表面に付着しています。
しかし、しばらくするとアルコールが揮発し顔料と樹脂が結合して皮膜を作ります。
この皮膜ははく離剤のおかげでホワイトボードから浮いた状態となり、
はく離剤のみホワイトボードに付着している形になります。
そのためふき取ると簡単に文字などを消すことができるのです。
また、書いてすぐの状態ではまだアルコールが揮発していないので皮膜になっておらず
きれいに消すことができません。
しかし、時間が経ちすぎるのも問題です。
長時間ホワイトボードに文字を書いたまま放置して消えなかったなどの経験はないでしょうか。
これは剥離剤までが揮発してしまい皮膜がホワイトボードにくっついてしまうからです。
ホワイトボードは使用が終わったら毎回きれいにインクをふき取りましょう。
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