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利休忌

今日は千利休の忌日(旧暦)です。

千利休は戦国時代に活躍した茶人で、極限まで無駄を省く「わび茶」という茶の湯の一様式を追求し、完成させた茶聖として有名です。

わび茶とは、無駄なものをすべて省き、小さな茶室と落ち着いた雰囲気で茶の湯に「わび・さび」といった精神性を重視したものをいいます。
わび茶はそれまでの茶の湯(茶室や調度品にお金をかけた豪華なイメージ)と違い、必要な調度品にはあまりお金をかけず、窓を使って自由に明かりを調節できる2~3畳ほどの小さな「草庵茶室」を使い、空間すべてを使って客人をもてなすことを大事にしています。

千利休が設計した茶室は「にじり口」と呼ばれる狭い出入り口を付けており、姿勢を低くしなければ通れず、どんなに偉い人でも茶室に入る前に刀や装飾品を外し、一度頭を下げることで茶室の中ではすべての人は平等であることを示したそうです。

また、2~3人入っただけでお互いの体が触れあうほどの狭さだったそうですが、亭主(茶の湯の主催者)と客が身分を忘れ、普段よりも近い距離で向き合ってこそ本当に心が通い合うと千利休は考えていたそうです。

千利休といえば茶道のイメージですが、実はある名言を言ったことでも有名です。
それは「一期一会」です。
一期一会とは茶道に由来することわざで、「茶会に望む相手との時間はたった一度きりのもの。もしかすると今後はお互い二度と会えないかもしれない。そんな気持ちでこの瞬間を大事にし、今できる最高のおもてなしで人と接しましょう。」という茶道の心構えを表したものだそうです。

千利休は人間関係を非常に大切にしていたそうですが、わび茶への思想・名言からとてもよく伝わってきますね。

杉田エースでは「茶室炉」を取扱っております。
茶室炉を手軽に設けることによって、茶室といった趣のある和室を造り、癒しの空間として演出することができます。

スギカウ総合カタログ2023の以下のページに掲載されています。

 P. 537 茶室炉

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茶室炉