靴のお話
現在のイラク南部に栄えたシュメール文明の遺跡から発見された陶器製の靴が
最古の靴と言われています。
このことから、紀元前3000年程前には既に外部の環境から足を守る為に、
人間は靴を履いていたと推測できます。
靴は、文明の発達、環境や風土の影響を受け、多種多様に変化してきました。
日本で洋式の靴が履かれるようになったのは、江戸時代末期から明治時代初期の頃で、
最初に洋式の靴を履いた人物は、かの有名な坂本竜馬だと云われています。
しかし、明治維新になり、鎖国制度が撤廃されても一部の人々を除き、
靴を履く習慣は一般化しませんでした。
それは、明治以前の日本で、日本家屋の構造と密着した独自の履物文化が成立していたためです。
土足厳禁で、家への出入りの度に履物を脱ぎ履きする煩わしさから、
下駄や草履が日常の履物として利用されていたのです。
しかし、のちの第二次世界大戦の敗戦から、急速に「アメリカ化」が進み、
服にも変化が表れていきます。
1950年代頃から革靴を履く男性が増え、60年代頃には若者の間で
欧米人と同水準の履物が広く浸透し、日本でも洋式の靴が定着していったのです。
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スーツにマッチするデザインの安全靴で、内側にファスナーがついているため
脱ぎ履きもしやすい構造です。
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