街道を整備して「参勤交代」に備えよう!
8月14日は江戸幕府が、1722年に「上米の制」を導入した日です。
米の上納を条件に大名の「参勤交代」による江戸滞在を半年にする制度です。
ご存知「参勤交代」は、江戸に向かうことを「参勤」、国許に帰ることを「交代」と言います。
大名は偶数年に向かうグループと、奇数年に向かうグループに分けられました。
近隣同士がタッグを組むのを恐れた幕府により、近隣同士は別グループなのです。
各藩の心配事は、「予算」と「期日までに江戸に到着」です。
遅れると「”不忠者”として、お家がお取り潰し」になる為です。
大名行列で江戸まで行く際の全予算は、
現在のお金で数億円~数百億円位。宿場町で一泊するだけでも数千万円!
300人~5000人の大行列で長い距離を移動するので、宿泊費・食費が掛かります。
経費を浮かす為宿泊予定を飛ばしたことで、宿泊予定地の人間からバッシングを受ける事もしばしば。
江戸までの日数は、最も遠い薩摩藩で移動に約2ヶ月掛かりました。
期日までに江戸に到着しなくてはならないので、宿場町で他の大大名や幕府の要人とバッティングし
道を譲って足止されるのを避ける為、各大名の動向も探りつつ移動ルートについて綿密な計画を立てます。
また現代のように川に頑丈な橋が無い為、水嵩が増すと数日間も川を渡れない場合があるので、
各藩は街道や橋も整備し「参勤交代」に備えました。
杉田エースは「防草・舗装土 楽土」を取り扱っております。
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