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除夜の鐘

今年もあとわずかで大晦日を迎えます。年明けには除夜の鐘が響き渡ります。

除夜とは、除日(じょじつ)の夜のことをいい、「除」には古いものを捨てて新しいものに移るという意味があります。除日とは一年の一番最後の日という意味で、大晦日(おおみそか)のことをさします。

除夜の鐘をつく理由は、人の心にある煩悩を祓うためと言われています。仏教では、人には百八つの煩悩(ぼんのう)があると考えられてきました。その煩悩を祓うためにつく除夜の鐘の回数は108回とされています。煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ、苦しめたりする心の働きのことをいいます。欲望、怒り、執着、猜疑など

除夜の鐘は、静寂の中にしみわたるように響きます。
海外から来られた方は、お寺の鐘の音を聞いて、日本らしさを感じる方が多いようです。ヨーロッパなどの教会の鐘は、冠婚葬祭の時にも鳴らされます。特に結婚式の時はカーンカーンと高らかに鳴らされます。それに対して日本のお寺の鐘は、低い音がしばらくのあいだ鳴り響く感じです。

梵鐘(ぼんしょう)の低く澄んだ音は、深夜の空気と相まって心にしみわたるような気がします。私たちの魂が共鳴するような気持ちにさえなります。

除夜の鐘の音で、今年一年間の苦しみや悩みを断ち切りましょう。
それでは、今年1年間ありがとうございました。よいお正月をお迎えください。

杉田エースでは、寺社金物を取り扱っております。

詳しくは、エース総合カタログ2016 1385~1386ページをご覧ください。