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コンクリートに骨材を入れる理由について

コンクリートに骨材を入れる理由について

 セメントが水と反応して徐々に固まっていく化学反応を「水和反応」と言い、この反応は「発熱反応」の一種です。セメントの水和反応による発熱は比較的緩やかなため急激に周囲の温度を上昇させるものではありませんが、大量のセメントペーストが反応するとその内部には熱が溜まり、時には100℃以上の高温になることもあるそうです。反応の過程であまり高温になると、打ち込んだ箇所において外気に接触する面と内部の温度差が大きくなってひび割れてしまうなど、品質を低下させるような不具合が生じてくるみたいです。そこで、骨材を入れてセメントの占める割合を減らし、全体の発熱量を少なくしています。

 また、セメントペーストは、化学反応により固まった後、蒸発などで水分がなくなることにより、ほんの少しだけ縮みます。これを「乾燥収縮」といい、かつ「(セメント粒子+水)の容積」よりも「固まった後のセメントペーストの容積」の方が少しだけ小さいので、固まる過程でも縮み、この縮みのことを「自己収縮」と言うそうです。この2種類の縮みはどちらもセメントペーストについて起こる現象で、大きい場合は構造物にひび割れを起こすなどの不具合を生じます。そこで、ほとんど縮まない骨材を用いてセメントペーストの量を少なくすると同時に、セメントペーストの縮みを骨材で押さえて、全体の縮みを小さくしているようです。

 杉田エースでは「アスファルト補修材 クイックファルト」を取扱っております。

 特長としては施工道具不要で、セット内容の乳剤を骨材入りパウダー袋に入れて袋ごと混ぜるだけでアスファルト補修が簡単にできます。施工後30分で歩行、60分で普通乗用車の通行ができます(気温20℃において)。駐車場や工場内のアスファルト・コンクリートの凹み等の補修、フォークリフト通路・車椅子通路・台車通路の段差解消、電柱・標識・設備器具設置後の補修として最適です。

♪詳細については、エース総合カタログ2016 1089ページをご覧ください。

コンクリートに骨材を入れる理由について