杉田エース

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「ダイス」とは

ネジを作る時、「切削ダイス」を使います。「切削ダイス」を普通は「切削」という言葉を省いて、「ダイス」と言います。
 
ネジの太さによりダイスを使い分けます。もちろんピッチが違えば、ダイスも異なります。(ネジの呼び径やピッチが異なります)
 
「ダイス」は、ダイス鋼という特別な材料で作り、焼入れを行い、鉄やステンレスよりも硬いのです。「ダイス」は、ダイスメーカーが製作しています。
 
ダイスはネジを何万本も作っているとダイスの切れ刃がへたってきます。不良品になってしまうので、ダイスを交換しなければなりません。ステンレスのネジをダイスで作ると、もっと悲惨です。1万個も作らないうちに、ダイスの切れ刃がへたってきます。
 
また、ダイスでネジを作る場合は、ダイスの食い付きの為に、ネジの切り始めの最初の2山位までは、ねじ山の形状が崩れる場合が多いのです。ねじ山の品質管理上、ダイス交換のタイミングには大変気を使います。
 
ダイスを製作・販売する側は「ダイスは安い」と言いますが、使う側ではダイス代もさる事ながら維持の手間も含めて、「とても高いもの」になってしまうのです。
 
そのような訳で、一般的なネジを量産するのには、切削ではなく転造が有利なのです。転造(てんぞう)とは、強い力を加えて素材を変形させる塑性加工の一つで、棒状の加工素材を回転させながら、転造ダイスと呼ばれる工具により成形する方法です。
 
杉田エースでは、ネジを取り扱っております。
 
♪詳細は、エース総合カタログ2014 1053ページをご覧ください。