杉田エース

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高速道路と甲子園の意外な関係

昨今、多くの都会のビルに屋上緑化や壁面緑化が行われています。緑化は環境負荷を軽減させ、見た目もコンクリートや金属むき出しよりも印象を和らげる効果があります。

 

実はこの緑化、高速道路にもされているのをご存知ですか。高速道路は、遮音壁やコンクリート壁面に蔦などを用いて壁面緑化をしています。壁面緑化に適している蔦に「ナツヅタ」があります。これはブドウ科の落葉性つる植物で、吸盤になった巻きヒゲを伸ばして壁などに付着して、上に成長する性質があり、壁面緑化には非常に適しているのです。また、春は新緑、夏は深緑、秋には紅葉、と四季を通して楽しめる蔦でもあります。

 

この「ナツヅタ」、実はあの甲子園の蔦の種を譲り受けたものです。かつては「ナツヅタ」は市場に少なく、多くの種子を集めるのに苦労したそうです。そこで、甲子園の「ナツヅタ」に目をつけ、種子の提供をお願いして承諾を得ることができました。


昭和46年から平成14年2月まで、毎年3~9万の種子を採取、滋賀県にある「NEXCO総研 緑化技術センター」で1年かけて育てた後、全国の高速道路へ出荷されました。その数、およそ43万本になるそうです。

 

高速道路を走行中に壁面緑化を見つけたら、それはもしかして甲子園の蔦の子孫かもしれませんね。
 
♪杉田エースではワイヤーを使用した壁面緑化システムをご用意しております。


商品の詳細は、エース総合カタログ2015 1174~1177ページをご覧ください。