バラの歴史
花には様々な種類がありますが、多くの人に愛される花といえば、「バラ」ではないでしょうか。
バラの起源には諸説ありますが、ヒマラヤ山脈辺りで生まれたのではないかと言われています。6500万年前にシダなど胞子で子孫を増やす裸子植物から硬い種を作る被子植物への変換期がありました。バラは被子植物の仲間であり、この時代に誕生したと思われます。バラの原種はイラク、イラン、シリアなどの中近東から中国、日本などのアジアに限られています。これらの原種をもとに古くから交配を繰り返され、7世紀にイスラム帝国が成立し領土が拡大されると、バラもアジアからヨーロッパへ分布地域を拡大していきました。
歴史上バラを愛した人と言えば、真っ先にナポレオン一世の皇后ジョセフィーヌが挙げられます。彼女は大変なバラ好きで莫大な財力に物を言わせて世界中からバラを収集し広大なマルメゾン宮殿の庭園に３万本ものバラを植え品種改良を行わせたと言われています。
約200種ある原種のうち現代のバラに関わった品種は8種と言われていますが、原種のバラから新しいバラを作る際に親として欠かせないバラは中国原産のコウシンバラです。コウシンバラ以外は一期咲きがほとんどですが、剪定すれば、咲き続ける四季咲きの特性をもったコウシンバラは人工交配を行う上で重要なバラだったということですね。
現在も次々と新しいバラが生み出されていますが、世界中のバラ愛好家の長年の夢と言われているのが「青いバラ」を作ることです。英語でBlue Roseは不可能という意味があるそうですが、2004年遺伝子組み換えを駆使して日本とオーストラリアの企業による共同開発で生み出されたそうです。しかし、現状は青というよりは青紫に近い色であり、現在も純粋な青に近づけるための開発が継続されているそうです。
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クラブエスタショップ
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こちらは参考まで ⇒「春バラ入荷しました!」