網戸と窓ガラス
網戸を語る上で忘れてならないのが、網戸と同じ機能をもった蚊帳というものの存在です。蚊帳は網戸の原型といっていいくらい我々の身近なものとして活躍してきました。それは人にとって害のある蝿や蚊を家の中に入れないためのものであり、今日では住宅を構成する窓の一部として確固たる存在を誇示しています。
対して最近の窓は、障子や襖のように開け閉めする引き戸タイプばかりではなくなり、クローゼットの扉のように開く折戸タイプや、ハッチのように押して開くすべり出し窓と呼ばれるタイプ、そして細長いガラスの羽根を並べたルーバー窓など種類が豊富になっています。
これらは外に向かって開く方式のため、従来のように窓の外側に網戸が付けられません。そこで増えてきたのが、室内側に付けるタイプの網戸です。
これらも窓の種類や大きさによって様々な種類があります。
・アコーデオンタイプ
プリーツ状のネットがコンパクトに収納できる網戸。必要な時だけサッと引き出し、使わない時はスッキリ収納。窓の景観を損なわない快適なプリーツ式網戸です。
・ロールタイプ
ネットをロール式に巻き上げる「ロールアップ網戸」と、左右に開閉操作を行う「横引きロール網戸」の2種類があり、使わないとき（網戸を閉めたとき）は、アルミ製の柱のようになり、その柱の中に網戸が格納され、視覚的に邪魔にならない。使いやすさとデザイン性に優れた網戸となっています。
・折戸タイプ
ネット部が二つに折れ開閉する網戸。折戸式の開閉なので、ジャマにならず、快適な風を採り込みます。
杉田エースでは、「ロールアップ網戸」、「アコーデオン網戸」を取り扱っています。
♪詳しくは、エース総合カタログ2014 889～894ページをご覧ください。
■アコーデオン網戸
■ロールアップ網戸
