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出来形と出来高の違い

 土木・建築用語に、「出来形」と「出来高」がありますが、この2つはとてもよく似た言葉ですが、意味は異なります。

 

出来形(できがた)とは、工事の目的物のできあがった部分、工事施工が完了した部分のことです。「出来形部分」とも言います。 工事現場に搬入した工事材料を含めて呼ぶこともあります。 

出来形検査とは、許容範囲の寸法でできているか、契約図書等に基づいて作られているかを検査することです。


出来高(できだか)とは、出来形に相応する請負代金のことです。出来形を金額に換算したもので、中間払いの対象となり、その時の検査を「出来高検査」「中間検査」と言います。 

建設業法第24条の3項では、「出来形部分に対する支払」いわゆる出来高払いについて定められています。民法では請負代金は仕事の完成に対して支払われるものとなっていますが、建設工事においては、民法の一般原則によらず、工事の途中でも支払いが行われるのが通例です。

 

出来形と出来高は、まさに建設業ならではの用語と言えますね。