取引きのときに知っておきたい言葉
価格についてのやり取りの時、その条件を確認しないと失敗することがあります。
以下は基本的な言葉かも知れませんが、再確認してみましょう。
自分は材工(ざいこう)のつもりで話していたのに、相手は材料のみで答えていたといったことがよくあります。「材工(ざいこう)」とは、材料とその施工費を含んでいる価格のことです。
価格の条件設定の時に使われる言葉を拾ってみました。
「倉庫渡し」は、販売者の倉庫で品物を渡すという条件です。従ってその品物を運搬するトラックは購入者が用意することになります。
「現場渡し」は、販売者が品物を現場まで運んできて、現場で購入者に引き渡すという条件です。
「オントラック」は、倉庫渡しと同様で、販売者の工場・倉庫などでトラックに乗せるまで販売者の費用で行います。運搬のトラックと荷卸しのクレーンは購入者が用意しなければなりません。
「よこもち」は、トラックから荷卸しされた材料を、例えば使用場所あるいは揚重機の届くところまで横移動(水平移動)することです。よこもちを販売者にやらせる場合は契約にうたわなければなりません。
「エキストラ」は、あらかじめ設定されている条件(標準条件)以外の条件で取引きする場合、標準の価格にプラスされる価格のことです。例えば大型トラックでの運搬が標準の場合に小型トラックでしか運べないといったときにエキストラとして運賃がプラスされます。
「間配り(まくばり)」はトラックなどで運搬されてきた材料をそれぞれの使用場所に運ぶことです。材料とその取付け工事を別々に発注した場合、間取りをどちらに含めるかあらがじめ決めておかなければなりません。