杉田エース

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アスファルトについて

アスファルトというと道路舗装の材料を思い浮かべますが、その歴史は古く紀元前3800年頃からと言われています。メソポタミア文明、インダス文明では建材や防水材として、紀元前3000年頃のエジプトではミイラの防腐材として使用されていました。かの有名なノアの箱舟は、「アスファルトで防水された」と旧約聖書に書かれています。さらにバベルの塔の建設において、接着剤としても使用されたといわれています。
 
アスファルトは大まかに分類すると2種類あります。ひとつは石油アスファルトで、現在使用されているアスファルトの大部分といえます。これは原油を蒸留して、LPG、ナフサ、ガソリン、灯油、軽油、潤滑油などを分留蒸留して得られるものです。もうひとつは天然アスファルトで、自然に存在する原油の軽質分が蒸発してアスファルト分が残ったものと考えられています。
アスファルトは性質上、加熱して液体の状態で扱うのが一般的です。アスファルトの融点は50℃前後と低めで、常温まで冷やすとすぐに固まってしまいます。そのため強い火力を得られなかった紀元前の時代でも、接着剤としての役割を果たすことが出来たのです。
 
現在の道路舗装においては、硬化時間が24時間以上掛かってしまうセメントコンクリートに対してアスファルトコンクリートは、5~6時間と短時間で硬化し、通行できるようになるので道路の舗装や補修にアスファルトコンクリートが多用されているのです。
 
しかし、利点である50℃と言う融点の低さは夏場に思わぬ欠点となります。夏場の強い日差しは道路が熱を吸収するため、道路は外気温よりも熱くなり、道路はまたたく間に融点を超えてアスファルトが道路の表面に融け出します。そして、夜になると気温は下がり表面に滲み出てきたアスファルトは固まりますが、その結果、舗装表面がガタガタな路面になってしまい、その繰り返しと強い圧力・衝撃で、アスファルトコンクリートが割れる原因になってしまっています。
 
杉田エースでは、小さな範囲のアスファルト面を補修する製品「クイックファルト」を販売しています。施工後30分で歩行、60分で普通自動車の通行が可能です(気温20℃の場合)。
 
専門業者の手を煩わせる事無く、セットの材料を練混ぜて施工するだけで簡単に補修が出来ます。道具を準備しなくて良く施工後片付けも簡単です。
 
♪商品の詳細は、エース総合カタログ2014 1043ページをご覧ください。