ワンちゃんは、雷や花火が大の苦手
『ばりばり、どっかーん！』
人間にはワクワクドキドキの雷や、楽しい花火の季節です。
…ですが、ワンちゃんは、雷や花火が大の苦手。苦手程度ならいいのですが、錯乱したりパニック状態になる子もいます。犬の雷恐怖症というものです。飼い主がうっかりしていると、抱っこしていた犬が突然の轟音でパニック状態になり逃げ出し、見つからなくなり迷子犬になることも少なくありません。
大きな音が苦手なワンちゃんの飼い主さんは、目の前でパニクっていたら適切に対応してあげましょう。
なんで大きな音が嫌いなの？そもそも生き物は、変化をよしとしません。変化とは、危機であり、変わらないことが平和で生き延びやすい状態です。だからこそ自然界の生き物は環境の変化にとても敏感で、何かあるとそこから逃げようとします。
人間が犬と暮らし始めた頃は、犬を飼う主な目的が番犬であったこともひとつの要素であると言われています。番犬である犬は周囲の音や臭いにとても敏感で、寝ているようでもすぐに目を覚まして吠え、人間に異常を伝えてきました。それ故、大きい音が苦手であり続けたのです。
飼い主は、落ち着いて静かに行動する。犬が一番安心するのは、頼りになる飼い主の傍らだから大丈夫だと思っている状態です。
「キャアーキャアー」言ったり驚いたりするのは絶対やめましょう。面白がって騒ぐのも絶対ダメです。子供が騒ぐのも最悪のケースなのでやめさせましょう。犬が不安になり、あなたのことを不審がるかもしれません。
“花火会場から犬が逃げ出した”なんてことが実際にあります。花火は犬にとって拷問でしかありません。犬の気持ちを考えて、花火に行きたい時は残念ですが、ワンちゃんは家でお留守番してもらうほうがいいかもしれません。
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