杉田エース

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建物の制度を表す用語「陸」「矩」「撥」

陸(ろく)、矩(かね)、撥(ばち)、いずれも建物の精度を表す言葉です。
 
「陸」は水平のことです。水平でない場合を不陸(ふろく、ふりく)といい、「床の不陸が目立つ」などと使います。平らな屋根を「陸屋根」、水平に打つ墨を「陸墨」といいます。「りく」とも読みます。

 

「矩」は直角のことです。「矩が出ていない」といえば直角になっていないということです。矩の語源は規矩術(きくじゅつ)です。木造建築の仕口・継ぎ手・屋根勾配などを大工道具の指矩を使って図解し、木材に墨付けする技術であり、江戸時代に発達しました。今日では、矩勾配=45度の勾配、矩を振る=直角にする、なま矩=直角よりも開いている角度、などと矩の字が使われています。

 

「撥」といえば、三味線の撥を連想しますが、そのとおり形が末広がりになっているところから、本来は平行であるべき線が広がっている状況を「撥になっている」といいます。

 

精度を表す言葉として他には次のようなものもあります。「通り」は一直線になっている状態をいいます。本来、一直線であるべき手すりの途中が曲がっている場合、「通りが悪い」といいます。

 

「建ち」は垂直のことです。「建ちが悪い」といえば垂直になっていないことです。

 

最初に出てきた「不陸」ですが、杉田エースでは、不陸調整巾木タイプの「メタカラー」も取り扱っております。複合押出技術が可能にした軟質リブにより、壁と床に隙間のない一体感のあるデザインに仕上がります。

 

メタカラーは、施工性と意匠性を両立した建築設計・デザインに大きな可能性を広げられる建材です。切断、曲げ、穴あけなどの加工性に優れたプラスチックを基材とすることで、メタリックな装飾の加工・施工を容易にしました。軽量で強度・剛性にも優れ、両面テープや接着剤の使用で高い作業効率が実現します。 豊富なバリエーションで、サイズ・形状・外観を自由に選ぶことができます。

 

♪商品の詳細は、エース総合カタログ2014 467~471ページをご覧ください。


 また、楽天市場クラブエスタショップでも取り扱っております。