「てんご」は0.5にあらず
材料の形状や品質を表すのに数字だけで呼び、その単位を表現しないことがあります。
例えば、「三六ベニヤ」「一三モルタル」などがあります。その隠された単位を知らなければ、話が通じないことになります。
「三六（さぶろく）ベニヤ」の三六は、３尺×６尺のことです。もちろん、900mm×1800mmというメートル法で作られていますが、ベニヤの場合は、尺の単位で呼ばれるのが一般的です。
600×1800mmは「二六（にろく）」、600mm×2400mmは「二八（にはち）」と呼びます。
「一三（いちさん）モルタル」の１と３は、セメントと砂の割合で、容積比で１対３のことです。
「四五二丁（よんごにちょう）」は45mm×95mm寸法のタイルです。正確には「四五三丁」は45mm×145mmです。
寸法の呼び方の特殊な例として薄鉄板があります。1.5mm厚の場合、「いってんご」の「いち」を省略して「てんご」と言います。「てんご」を0.5mmに解釈すると大変なことになります。
0.5は、「れいてんご」或いは「コンマ5mm」であり、「てんご」とは言いません。省略するのは、あくまで1mmだけです。
杉田エースでは、アルミやステンレスの丸パイプ、パンチングメタルなどの金属材料を取り扱っています。
♪詳細は、エース総合カタログ2014 505～525ページをご覧ください。
