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短冊の願い事

短冊に和歌などを書く七夕の行事から文(ふみ)月と言われるようになったという説がありますが、みなさんはどんな願い事を書かれますか?
 
折り紙を細長く切ったものが有名ですが、元々は短歌や俳句を詠む際に使われる分厚く装飾が施された紙片のことを指し、その書式には古来より慣例とされる作法があります。神社で見かれる絵馬もそうですが古来から日本では、自分の決意や想いを文字に書いて飾る風習があります。主に字を書いたりしるしとして色々なものに付けたりするものであると言われています。
 
七夕飾りの紙の短冊が使われ始めたのは、江戸時代の頃だと言われています。江戸には、基本的な読み書きやそろばんを教えてくれる寺子屋という場所が数多くあったので、子供達は、七夕になると自分の読み書きが今より上手くなる様に願うのが一般的でした。
 
その名残として、今でもサトイモの葉に溜まった朝露を集めて硯に移し、それで作った墨で短冊に詩歌を書くと字が上達する、という言い伝えがあります。しかし、短冊に書く願いが全て叶うわけではありません。特に勉強などの身近な事に関する願い事は、自分の頑張り次第で叶う事もあります。基本的に短冊に書くのは七夕の御供え物でもかまいませんが、叶えたい願い事を書くなら叶うと良いなと思うより、頑張って叶えようと思って書くと、自分の意欲や向上心が高まって自力で叶えられるかもしれません。
 
七夕飾りの紙の短冊が使われ始めたのは江戸時代ということですが、その頃に「黒板」はなく、先生は年齢も学習進度もそれぞれに異なる生徒たち一人一人に適切な教材を与え、カリキュラムを組み、生徒は各自自分のテキストを勉強しながら、分からないところを先生に教えてもらうというシステムでした。
 
明治時代になると、日本は欧米より遅れているということで、社会制度全般において欧米のシステムが取り入れられました。教育においてもしかりです。そして、現代にまで続く黒板を使った一斉授業のスタイルが始まったのです。
 
杉田エースでは、学校や塾の教室に欠かせない「黒板」を取扱っています。
♪詳細は、エース総合カタログ2014 1229~1231ページをご覧ください。