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アジサイの花の色のヒミツ

アジサイの花の色は赤、青、紫…色々ですが、この色づく部分は花ではなくガクです。ひとつの株でも場所によって色が違っていたり、咲き始めから咲き終わりまで色が変化するアジサイですが、この変化のため花言葉は「移り気」で、江戸時代には節操がないということから武士にはあまり好かれなかったようです。
 アジサイの色を決めるのは「アントシアニン」・「補助色素」・「アルミニウム」の3者の関係です。
アジサイの色の変化を簡単に説明すると…咲き始めはガクの中に葉緑素があるために緑色をしています。その後、葉緑素は分解され薄れて「アントシアニン」が合成され色付いていくのです。盛りが過ぎると細胞中に二酸化炭素がたまり酸化し、赤みを帯びてきます。
では、青や赤などの色付きの違いはどのように起こるのでしょう。もともと「アントシニアン」はアジサイのガクの中に含まれている色素、「補助色素」はガクが色付き始めるにしたがいガク内で合成される色素、「アルミニウム」はアジサイ内で作られるのではなく根から吸収される金属元素です。
この「アルミニウム」が吸収されるとガク内の「アントシニアン」などと反応して青くなり、吸収されないと「アントシニアン」本来の色である赤が強く出るのです。土壌の「アルミニウム」を根が吸収しやすいかどうかがポイントですが、酸性土壌の「アルミニウム」は溶けて根が吸収しやすく、中性やアルカリ性の土壌は「アルミニウム」が溶けにくいので吸収しにくい状態になっています。
つまり、酸性土壌は青く、アルカリ性土壌は赤く色付くのです。同じ株でも色が違うのは、同じ株の中でも根はたくさんあり、ある根は「アルミニウム」を吸収しやすい場所、違う根は吸収しにくい場所にある場合があるからです。
 
梅雨時、雨が続くと憂鬱な気分になりますが、アジサイを眺めてちょっと一息いれてみてはいかがですか。
 
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♪商品の詳細は杉田エース総合カタログ2014 83~88ページをご覧下さい。