自然素材のコルク
主にワインの栓で使われているコルク。コルクといえば、なんと言っても弾力性のある独特のやわらかさ。腐食に強く、また水や油を通しにくく、燃えにくいなど、自然素材でありながら、無機質・合成化学製品のようなタフさを持ち合わせている素晴らしいものです。
コルクの産地はポルトガルなのですが、なんと全世界生産量の70%をポルトガルが生産しています。コルクは、「コルクガシ」というカシの木の一種の木の皮を剥ぎ取って作られています。羊の毛だけを刈ってウールを織るのと同じような原理で、樹齢250年位まで伐採することなく収穫が出来ることに驚きです!
さらに、コルクの森は温暖化防止にも大きく貢献しており、皮剥ぎされたコルクガシは二酸化炭素を通常のなんと3~5倍も吸収するというのも驚きです。ポルトガルのコルクの森だけで年480万トン、地中海全域では1,400万トンもの二酸化炭素を吸収すると言われています。
そんなコルクが日本に入ってきたのは結構最近のことで、明治時代の初期と言われています。その頃もやはりビン類の栓として使われていたそうです。ちなみにパーティーなどでワインを飲む時、最大のパフォーマンスとも言える抜栓。フランスでは、コルク栓をカバーしているキャップシールの剥がし方で育ちが分かるとも言われている程だそうです。
そんなコルク栓を抜くのは難しいもので、斜めにスクリューが入ってコルクが折れる経験をした人も多いはず。王道は、女性の力でもコルクが簡単に抜けるように設計され、キャップシールを美しく剥がせるナイフが付いたソムリエナイフを使うことです。
パーティーなどでスマートに抜栓できる男性は、それだけで紳士に映るので不思議なものですね。
杉田エースでは、コルクを使用した「木目調ピンマグ コルク掲示板」を取り扱っております。コルクを使用していると、何か温かみを感じますね!
♪詳しくは、エース総合カタログ2014 60ページをご覧ください。