ベランダ、バルコニー、テラスの違いって？
新生活を始める方が多い4月。住まいを選ぶ際には「広いテラスやバルコニーが欲しい」と考えている方も多いことでしょう。
ところで“ベランダ”、“バルコニー”、“テラス”、“ルーフバルコニー”の違いは何なのだろうと思ったことはありませんか？
法的に用語として定められているわけではなく、曖昧な部分があるそうですが、
①ベランダ：建物から張り出した縁で、庇のあるもの。
②バルコニー：建物の外面に張り出した屋根の無い平らなスペースで、2階以上にあるもの。
③テラス：建物から床と同じ高さの庭や街路に向けて張り出した部分で、リビングやダイニングと連携するように設けられた、主に屋根のないもの。
④ルーフバルコニー：バルコニーは2階以上にある建物の外面に張り出した屋根の無い平らなスペースのことですが、ルーフバルコニーはこれが下の階部屋の屋上部分に設置されたもの。
※例えば『道路斜線制限』という高さ制限で、へこんだ構造になっている階の屋上部分を利用してバルコニーにしているため、広くなっていることが多いです。
そして4つの分類の中で、ベランダとバルコニーの違いが微妙なところだと思いますが、バルコニーは外観の装飾的な意味合いが強く、ベランダは「サービスベランダ」と云う言葉もあるように機能目的で造る時に用いることが多いそうです。
通常、ベランダやバルコニーは共用部分であって、その部屋の専用使用部分となっています。ルーフバルコニーもその点では同じですが、用益上有利な点（広い・日当たりがいい等）があり、一方で設置やメンテナンスなどに余計に費用がかかりますので、“特別管理費”という形で回収するために規約で定められていることが多いそうです。
共用部分である理由は、バルコニー、ルーフバルコニーともに大規模火災時には避難通路として利用する可能性があるからです。
この暖かな時期、休日のランチやディナーをテラスやバルコニーで過ごすのも素敵ですね！
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