職人のユニフォーム
街の中や電車の中で大きなカバンに「ニッカボッカ」を穿いている人をよく見かけます。その姿がかっこいいと思う人も少なくないのではないでしょうか。
「ニッカボッカ」とよく呼ばれますが、正式には「ニッカーボッカーズ」と言い、本来は作業着だけでなく、裾を絞ったズボン全般を指します。
元々はオランダの男子子供服のスタイルでしたが、そのゆとりあるデザインが持つ動きやすさが人々に認識され、主に乗馬・ゴルフ・登山ウェアへと、よりオシャレにつくられようになりました。
今では主に高所での作業をする鳶職の作業着として使われ、一般の土木作業員にも普及しています。
“あの太いズボンの形が逆に作業に邪魔になるのではないか”と思う人がいるかもしれませんが、膝を曲げたり、しゃがんで作業してもつっぱらないため、動きが非常に楽なのです。
それ以外にも、
①高所での作業中、万が一落下した際に出っ張りや足場などにズボンの生地が引っかかれば、落下時の衝撃を緩和できる。
②大きな資材や工具を抱えて現場を歩くと足元が見えづらいため、ズボンが太いことで障害物に当たり、適当な距離を取りやすくなる。
③高所の不安定な足場での作業時に、ズボン生地がたるんでいれば風でなびくため、風の強さや風向きが分かり、事故防止につながる。
などのメリットがあるのです！
ちなみに裾を絞ってあるのは、下まで太いとかえって足や障害物に引っ掛けやすくなり、つまづく危険があるからなのです。
元々はオランダの男子子供服のスタイルですが、今や特に高所で作業をする人にとって、なくてはならない素晴らしい機能美のズボンですね！
杉田エースでは高所での作業には必要な「足場」を取り扱っております。
♪詳しくは、エース総合カタログ2013 997～998をご覧ください。
