杉田エース

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海中でにぎやかなのは・・・

日中、深夜、静かな場所、うるさい場所など、環境や個人差で音の感じ方は様々ですが、音を数値化した単位で示したものを「dB」と言います。この音の大きさを測る「dB」は信号のパワー比を対数で表したもので、「ベル」(bel)の10分の1の単位です。

 

0dBは成人が聞くことのできる最小の音を表し、これに対して何倍の音であるかを対数表示します。この「デシベル」の「デシ」は10分の1の意味で、「ベル」は電話機を発明したグラハム・ベルの名前に由来します。身近な音では20dBは木の葉の触れ合う音、30dBはささやき声、40dBは図書館、50dBは静かな事務所…などで飛行機エンジンの近くは120dB程度です。

 

音は我々の身の回りのみで起こるものではなく、海の中でも時間帯によって様々な音が奏でられていることがわかってきました。ある海洋学者の海中騒音の計測によると1日2回、音の強度が非常に高まることがわかり、1回目は夕暮れ直前、2回目は日の出前、様々な実験によって、ウニが食事の際、20~30dBの騒音を出していることが判明しました。夜行性のウニは、夕暮れに目を覚ましてすみかの岩の裂け目から姿を現して、ものすごい速さで食べ散らかし、夜が深まってくるとこの騒音は小さくなっていきます。そして夜明け前、眠りに就く前にウニはもう一度食事を取るそうです。この騒音のしくみは石灰質の5本の歯がさんご礁をこする音で、共鳴周波数は大きいウニでは低く、小さいウニでは高くなるそうです。

われわれの暮らしの中での20~30dBは騒音とはいえないレベルかもしれませんが、静かな海中でのウニの食事の音は、結構にぎやかなものかもしれませんね。
 
杉田エースでは、「SUS防音型フード付ガラリ SBH」をご用意しております。厚さ20㎜のグラスウールをフード内面にセット、吸音効果に優れています。


詳細は、エース総合カタログ2013 288ページをご覧ください。