もしも摩擦が無くなったら
皆さんは、もしも摩擦が無くなったらどうなるか、考えた事はありますか？
もしも地面との摩擦が無くなったら、私たちは歩く事が出来ません。足がすべって転んでしまいます。また、自動車や自転車なども、タイヤが空回りして進むことができません。氷の上をイメージすると分かりやすいですね。
釘やネジなどに摩擦が無かったら、家やビルなどあらゆる建築物は倒壊してしまいます。土や砂に摩擦が無くなったら、山や谷は無くなり陸地は海に沈んでしまうでしょう。
さらに、細胞間に摩擦が無くなれば、私たち生物は存在するのも難しいという事になります。
面白いエピソードがあります。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏が大学院生時代、高校で物理の臨時講師をした時に、「もし世の中に摩擦が無くなったらどうなるか記しなさい？」という問題を出したそうです。この問題の正解は、なんと白紙答案だそうです。摩擦が無ければ、鉛筆の先がすべって紙に解答が書けないからです。
無記入が正解という問題を出す先生は、生徒にとってはすばらしい存在ですね。
「摩擦」は何か邪魔なイメージがありますが、実は大事な役割を担っているのです。
杉田エースでは、色々な「階段用ノンスリップ」を扱っております。
♪詳しくは、エース総合カタログ2013 591～594ページをご覧ください。
