杉田エース

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工芸的な南京錠

私たちは普段「鍵」という言葉でひとくくりにして使うことが多いですが、「南京錠」や「海老錠」や「シリンダー錠」など多くの種類があります。このように「鍵」と「錠」が多く使用されていますが、本来言葉の定義が異なり「錠」は固定を行う機構の側で、「鍵」はそれを開閉(開錠、施錠)するための道具なのです。
 
日本に在る江戸時代以前の錠の殆どが開脚バネ押し鍵方式と呼ばれる単純な仕組みです。江戸時代には工芸的な太鼓錠や海老(えび)錠などが作られました。もっともこの開脚バネ押し鍵方式の南京錠は、日本だけでなく中国、朝鮮半島、インドからペルシャを経て遠くアフリカ北部まで広く流布しました。
 
日本以外の地域ではその後、鍵の操作方法などに様々な工夫を加え、防犯を主目的にしたと思えるものが増えてきたのに対し、日本では7世紀中頃の伝来以来19世紀の明治初期まで、一部例外を除いて1000年以上もこの方式を踏襲し使用し続けてきました。
しかし、この錠に対する認識の違いが、日本はその他の地域に比べ島国に位置していた為、錠を破るような盗賊が少なかった証拠なのかもしれません。その現れの一つとして、日本では防盗の目的よりも権力や富の誇示、また神社仏閣などで儀式用として用いられたほか工芸品として愛玩されました。
 
 
杉田エースでは、「南京錠」を取扱っています。カバンから倉庫まで使えるスタンダードタイプ。倉庫・門扉などの特殊な場所に使える吊長タイプ。錆に強く優れた耐久性を備えたオールステンレス製のストロングタイプ等、豊富にご用意しています。
 
♪商品の詳細は、エース総合カタログ2013 1250ページをご覧ください。