杉田エース

商品案内

クラインガルテンの歴史

朝晩涼しくなり、秋の気配を感じる今日この頃です。

実りの秋は果物や芋堀りなど楽しめる季節ですが、自宅で何かを栽培、収穫する楽しさは格別のものです。最近では、マンションのベランダでハーブを育てたり、市民農園などの区画を利用する方も増加しています。

 

ドイツでは、「小さな庭」という意味を持つ『クラインガルテン』という市民農園が存在します。

『クラインガルテン』の歴史は、旧東ドイツのライプチヒ市の市議会議員ゼーブルク博士が、1832年に失業対策事業を兼ねて市民の手で開墾させた農園から始まると言われています。

 

大戦終了後の東ドイツでは、3戸に1戸が『クラインガルテン』を所有し、利用者は生産物を供出し、それが都市で消費される野菜や果物の3~4割を占めるにまで社会に定着していたそうです。

一方西ドイツでは、高度な経済発展に伴う都市化によりクラインガルテンが一時減少しましたが、高齢化社会を見越した市民達が『クラインガルテン』の運動を活性化させ、1986年には建設法典が制定されるまでになりました。

 

1990年の東西統合によって、食べるための『クラインガルテン』は減少傾向にあったようですが、最近では、自然を楽しみ生活を豊かにする空間として、再び人気が高まり増加傾向となっています。

 

近年、日本においても人々が生活する地域社会に「心の豊かさ」の定着させることを目的に、都市部にもこのような施設が増加しています。

クラインガルテン、市民農園とまでいかなくても、わずかな空間でも、植物を育て、収穫する楽しみ、鑑賞する楽しみを持つことは、日常生活に追われる私達の生活を豊かなものにしてくれます。

 

杉田エースでは、クラブエスタショップのショールームでガーデニングに便利な様々グッズを販売しております。是非一度遊びにいらしてください。

 

クラブエスタショップ http://clubesta.jp/