ビルを昇っていくクレーン?
建築中の高層マンションの現場でよく見かけるのが、ビルの天辺にあるクレーンです。あれって何でビルの一番上にいつもあるんだろうと思ったことはありませんか。
クレーンを使って鉄骨を組み上げていき、次第に高くなっていくのはわかりますが、クレーンも一緒に高くなっていくのを目にしたことはありませんか。
上昇できるクレーンはタワークレーンと呼ばれていますが、クレーンを上昇させることをクライミングといいます。その方法はマストクライミングとフロアクライミングの2種類があるそうです。
ここでは比較的わかりにくいフロアクライミングについて説明したいと思います。
タワークレーンが1回上昇する量は、鉄骨の1節分です。鉄骨の1節を3階分とした場合、1回のクライミングで3階分上昇することになります。
図①は、タワークレーンが大きく分けてマストと旋回体からなっています。人間が電信柱に抱きついて昇り降りするように、タワークレーンもマストを上下できる仕組みになっています。
下図のように、タワークレーンは、自分で組み立てた鉄骨に乗りながら上昇していくことができるのです。(「建築現場用語おもしろ辞典」掲載図抜粋、スペースの関係上、順番の一部を省略)
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