バリアフリーな社会へと
「バリアフリー」という言葉を誰もが一度は聞いたことがあると思います。
「バリアフリー（barrier free）」とは、障壁となるものを取り除き、生活しやすくすることを意味する和製英語です。
私たちの周りには、道路や建築物の入り口の段差などの物理的なバリアや、高齢者、障害者などの社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なバリアもあります。
このようにバリアフリーとは、高齢者や障害者だけではなく、全ての人にとって、日常生活の中で存在するあらゆる障壁を除去することを意味します。
バリアフリー社会の実現は、病気やケガをしている人などにとっても、安全で安心して生活していく上で重要な問題です。
鉄道会社では、自動改札口の一部に、車いすのお客様や大きな荷物をお持ちのお客様も通行しやすいように、幅広型の改札機を設置していたり、高齢者やお身体の不自由な方でも円滑に移動ができるよう、スロープを設置し駅構内の小段差解消に努めているそうです。
そして現在、日本は高齢化社会が深刻なものになってきています。
今は元気でも、年を重ねるごとに身体的機能が低下し、いつ・どこで障害を負ってしまうか分かりません。それ故、どんな状態にある人でも住みやすいまちづくりが必要なのです。そのためには、バリアフリーがキーポイントになるのではないでしょうか。
多くの人がバリアフリーに関心をもつことが、誰もが住みやすい社会に変わるキッカケになると思います。
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