鳩ぽっぽ
鳩は童謡に歌われたり、神社や公園、駅前などに目にする非常に身近な鳥で、古くから家畜として大切に飼われてきた鳥です。
公園や駅前などによくいるのは、「ドバト」で「プルップー」と鳴いています。エサの半分以上を人間が与えたものや、道に落ちた食べ物を頼りにし、住処もビルなど都会の構造物が中心です。
郊外に行くと「キジバト」が多く、「デーデーポッポー」と鳴きます。種や木の実を好みますが、郊外の都市化により「ドバト」と共存している姿が多く見られます。
他には「アオバト」「カラスバト」などがいますが、都会ではほとんど見かけません。
また、「シラコバト」という天然記念物に指定されている鳩は「ポッポッポー」と鳩ぽっぽの歌と同じ感じに鳴くそうです。この鳩は埼玉県と越谷市の鳥に指定されています。
最近では、ベランダや駅前、公園などの糞害が問題になっていますが、悪臭、寄生虫・病原菌の媒体の可能性、金属の腐食等の実害が挙げられます。
鳩は自分の糞の上で平気で生活できる鳥で、むしろ、糞があるほうが安心すると言われています。さらに性格上「場所への執着度が高い」「根気強い」「帰省本能が高い」「なかなか諦めない」という面があり、一度決めた場所にはしつこく飛来する傾向があるそうです。さらにベランダは格好の住処になっていて、卵を育てていることも多いようです。
鳩は鳥獣保護法によって保護されている保護鳥で、卵・雛を含む鳩の捕獲及び処分は、東京都の場合は申請・許可がいるので、注意が必要です。
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