杉田エース

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建物のタイムカプセル

 

「タイムカプセル」という語句を聞いて、なつかしいと感じる方は多いと思います。小学校の卒業時などに、未来の自分への手紙や思い出の品を詰め込んで、ある年月後に開けるものですね。当時の自分を思い起こしてくれるタイムマシンの様な存在です。建物にもこの「タイムカプセル」のようなものがあります。

 

 

玄関付近に「定礎」と書かれた石板がありますね。その表面には「定礎」という文字と竣工の日付が刻まれるのが一般的です。しかし、「定礎」はそれだけでなく、実はその裏側に「定礎箱」という箱(多くはステンレスか銅製)があって、箱にいくつかの物が入れてあるのです。

 

「定礎箱」の中に入れるのは、建築図面、お札や通貨、その日(あるいは当時)の新聞、施主や施工者などの工事関係者の名簿や、出資者の名簿などのようなものを入れるのが一般的です。

 

原則として定礎箱は、建物が壊されるまで開けることはありませんので、「タイムカプセル」のようなものとなっています。ちなみに、この定礎の由来は、西洋の石造建築において、建物の基準となるコーナーストーンという石を置く際に行われていたセレモニーだともいわれているようです。

 

杉田エースでは、定礎石、定礎箱を取扱っております。

♪商品の詳細は、エース総合カタログ2012 146ページをご覧ください。