杉田エース

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カン詰の歴史

都市の膨張を支える条件の一つが、多数の人々に生鮮食品の供給を可能にする食品保存技術の開発でした。

 

遠征における食料補給の問題に悩まされていたナポレオン・ボナパルトによる懸賞に応え、1804年にフランスのビール醸造業者出身の菓子職人ニコラ・アペールにより長期保存可能な瓶詰めが発明されましたが、ガラス瓶は重くて破損しやすいという欠点があった事から、1810年に紅茶を入れる茶筒にヒントを得たイギリスのピーター・デュランドが、金属製容器に食品を入れる「カン詰」を発明しました。

 

これにより、食品を長期間保存・携行することが容易になりました。ただし、初期のものは殺菌の方法に問題があり、たびたび中身が発酵して缶が破裂するという難点がありました。1874年に高圧蒸気でカンを加熱、密閉する方法が発明され問題は解決しました。

 

カン詰は、初期には主に軍用食として活用されていました。特に、アメリカ合衆国の南北戦争(1861~1865)の際に北軍の軍用食として「カン詰」が多く利用されました。「コンビーフのカン詰」もその時期に考案されたとされています。しかし、当事の「カン詰」の開け方は一般的に極めて雑であり、開封は金鎚と鑿(のみ)を用いるため、内容物が固形物に限られ、液状のドリンク類は入れられませんでした。カン切りが発明されると、液体なども入れられるようになり、内容物のバリエーションが広がりました。さらにカン切りが無くても開けられる様にプルトップ(イージーオープン缶)が発明されました。
 
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