杉田エース

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傘の歴史

 「傘」は、上から降下してくるものに対して直被しないように防護する目的の用具で、一般には手に持って差しかけて使う用具です。頭部に直接被って使う用具である「笠」と区別されます。それに対し柄(え)のある番傘(ばんかさ)は江戸時代に商家などで番号を付けて客に貸したことから、広くは和傘の総称で呼ばれるようになりました。
 
 傘の歴史は古く、おおよそ4000年前から使われていたとされており、当時は雨よけではなく、貴族の夫人や高僧たちが外出する際の日よけとして使われていました。雨傘ではなく、権威の象徴の日傘として、傘は誕生していたのです。カサが一般的に使われるようになったのはギリシア時代です。

 

 当時の傘は閉じることができませんでした。13世紀に入ると閉じることのできる傘が作られるようになり、鯨の骨や木がフレームとして使われていました。雨傘として使われるようになったのは、18世紀の後半になってからのことです。イギリスのジョナス・ハンウェーという人物が、防水加工をした傘を差して街を歩きました。日本へは、1804年に長崎に洋傘がはじめて入ってきました。そのころの傘は開いたままですぼめることは出来ませんでした。
 
 通常、傘は雨や雪が降っている時に体や持ち物を濡らさないために使用されますが、強い日差しを避けるために使用される物もあります。前者を雨傘(あまがさ)、後者を日傘(ひがさ)と呼んで区別します。また、材質・地域によって和傘、洋傘の区別もあり、古来は「かさ」とは笠を指し、傘は「差しがさ」と呼称したそうです。
 
 オフィスビルや公共の建物のエントランスには、傘立てがあると便利です。杉田エースでは、「プロ・フィットレイン傘立て 壁収納タイプ」を取扱っております。壁と一体化して傘を収納できるので美観にも貢献できます。
  

♪商品の詳細は、エース総合カタログ2012 1061ページをご覧ください。