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P波とS波

地震は最初にカタカタと小刻みのゆれを感じ、その後でぐらぐらと大きなゆれがきます。

最初のカタカタをP波、次のぐらぐらをS波といいます。P波、S波の語源はラテン語で「最初の」意味を表す「primae」、「二番目の」意味を表す「secundae」の頭文字からきています。


まず波の進行方向と波の振動方向が同じである縦波であるP波が到着して、波の進行方向に対して振動方向が垂直の横波であるS波がくるのです。
P波は伝わる速度は速くエネルギーは小さいですが、S波は速度が遅く大きなエネルギーを持ち震度を決める主な要素でもあります。
P波は固体、液体、気体に伝わるので地鳴りや海を航海中の船舶を破損させることもあるそうです。対してS波は固体だけにしか伝わりません。これはS波が横波であり、そもそも横波は媒質の形のねじれによって伝わるもので、液体や気体のように形のないものは媒質にならないからです。
 
このP波とS波は同時に発生しますが、P波はS波より約1.7倍早いので、P波が到達してから同じ場所にS波が到達するまでに時間差が生じます。この間に起こる小刻みのゆれは初期微動で、この長さを初期微動継続時間といい震源から距離が遠くなるにつれて大きくなります。
最近耳にする気象庁の緊急地震速報は、地震計がP波を捉え、後からくるS波の到達時間・予測震度の計算結果をお知らせするシステムです。
 
首都直下型地震では火災による被害の大きさが報道されていますが、杉田エースでは消火器・様々なタイプの消火器BOXを取り扱っております。

 

♪商品の詳細はエース総合カタログ2012 P.839~846をご覧ください。