桜は花粉症にならない？
今年は昨年と比較して花粉飛散量が少ないと言われていますが、バルコニーの手摺りなどは毎日拭いても花粉がこびり付いています。また、洗濯物にもつくので外では干したくないですよね。
このように冬も終わり春が近づくとスギ花粉、ヒノキ花粉としばらく辛い日々が続きますが、同じ春でも梅は満開、桜もまもなくとうれしいニュースも届く頃です。
しかし、梅や桜も花粉はあるのにお花見をして花粉症になるという話しをきかないのは何故でしょうか。花粉は植物が子孫を残すために必要なものですが、この花粉を運ぶ方法は2種類に分別できます。ひとつは風媒花といい風が運ぶ方法、もうひとつは虫媒花といい昆虫が運ぶ方法です。スギやヒノキの花粉は風媒花で花粉を遠くまで運ぶ必要があり、大量の花粉を風で飛ばして私達を苦しめます。対して桜などは虫媒花で美しい花や甘い蜜・香りで昆虫を誘い花粉を運ぶので大量の花粉を飛散させる必要がなく、花粉症になりにくいのです。
ちなみに花粉飛散量は、1日のうちでも気温が上がり飛散が活発になる昼前後と、気温が下がり上空に舞った花粉が落下する夕方が多い時間帯と言われています。みなさんも換気・外出などの際は注意してください。
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