杉田エース

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ゴム(天然ゴム)を強く、柔らかくする加硫法

ゴムをはじめて紹介したのはあの有名なコロンブスと言われています。1493年の第二回目の航海でプエルトリコとジャマイカに上陸し、そこで原住民が大きく跳ねるボールで遊んでいるのを見てとても驚いたといわれています。

 

その後、スペインに持ち帰られましたが文字消しやおもちゃ程度にしか価値はなく、
この後200年あまりは具体的な用途が無かったそうです。

その理由は、ゴムの持つ弾性がそのままでは衝撃吸収などに役立つほど強いものでは無かったからです。

 

ちなみにゴムを意味するラバー(Rubber)は英語でこすって消す(rub out)文字消しに由来しています。

 

弾性体として実用化されるようになったのは、ゴムに硫黄を混ぜて加熱すると、ゴムの弾性が飛躍的に上がり、さらに絶縁性、不浸透性、耐久性も上がることが解ってからです。この技術は加硫法と呼ばれるもので、アメリカのチャールズ・グットイヤー(C.Goodyear)が1839年の冬にふとした偶然から加硫ゴムを発見しました。


研究室で眠ってしまった彼のゴム靴(天然ゴム)に実験中の薬品がこぼれ、ストーブで加熱されたところが始まりでした。翌朝、目を覚ますとゴム靴の弾性が大幅に増加して強くなっていることを発見し、加硫法の発明とゴム弾性体加硫法を発明しました。 
さらに、1843年にハンコック(T.Hancock)が加硫ゴムの本質が、 ゴムと硫黄の化学反応であると見いだしました。

 

こうして、加硫法の開発により近代的ゴム工業が発展していきました。今日、アメリカにある世界最大のタイヤ会社であるグットイヤー社は、 加硫ゴムを発見したグットイヤーの名前をとったものです。 

グッドイヤーとハンコックによる加硫の発明後、ゴム靴・防水衣料・緩衝材・防振吸収剤など需要が徐々に増えていきました。

 

1887年アイルランド獣医ジョン・ボイド・ダンロップが空気入りタイヤを考案し、三輪車に使用したのが始めで、それ以降工業用材料としてゴムの需要が拡大しました。

 

杉田エースでは、ゴムの特性を生かした商品「防振ゴム」を多数、取り扱っています。

 

♪商品の詳細は、エース総合カタログ2011 P.907~P.912をご覧ください。

 

 制振シート DM

 制振マット